「若い頃は、もっと動けたのになぁ。」
年齢を重ねると、そんなことを感じる瞬間が増えてきます。
階段を上るのが少し億劫になったり、昔なら何ともなかった動きで疲れたり。
スポーツをしていても、「昔はこんなミスしなかったのに」と思うこともある。
そして、その理由を聞かれれば、私はこう言い訳をしていました。
「歳だから。」
確かに、年齢とともに身体にはさまざまな変化が起こります。
筋肉についても、若い頃とまったく同じようにはいかない。
でも、そこで少し疑問が浮かびました。
本当に、それだけなのでしょうか?
例えば、60代、70代になっても身体を鍛え、スポーツを楽しみ、驚くほど力強く身体を動かしている人たちがいます。
「その人たちは特別だから」
「若い頃からずっと鍛えているから」
そう言われれば、確かにそうかもしれません。
でも、その人たちは20代、30代の人たちの2倍、3倍の努力をしているのでしょうか。
むしろ、長年身体を使ってきたからこそ、
自分の身体の状態を知り、
無駄な動きを減らし、
自分に合った動かし方を身につけている人もいるはずです。
だとしたら、
「年齢を重ねたから、身体が動かなくなった」
という一言だけでは、少し説明が足りないのではないでしょうか。
もちろん、年齢による身体の変化はあります。
ただ、私が気になっているのは、
「身体の機能が落ちたこと」だけではなく、
「身体の使い方が変わってしまったこと」
の方です。
若い頃には何も考えずにできていた動作。
歩く、走る、しゃがむ、振る、投げる、立つ。
こうした何気ない動きも、実は身体のさまざまな情報をもとに、脳が判断しながら行っています。
では、その「身体から入ってくる情報」が少しずつ変わったら?
身体の動かし方も、変わってくるのではないでしょうか。
「動けなくなった」のではなく、
「動かし方が変わった」のかもしれない。
そう考えると、年齢と身体の関係が、少し違って見えてきます。
そして、この先を考えていくと、
「筋力」だけでは説明できない、もう一つの大切なものが見えてきます。
それは、
脳が受けとっている「情報」です。
この情報が少しズレてしまったら、様々な動きも少しずつズレてしまうと思うと、「ハッ」としますね。
私は、趣味でゴルフをするんですけど、その景色に惑わされ、思わぬミスをしてしまうことが多々ありました。
なにも頼るものがないと、どうしても見た情報を頼りにしてしまい、傾きに気付けないことが多かったんです。
身体の使い方に目を向けるきっかけとして。CORESTの考え方を見る